「『外食の裏側』を見抜くプロの全スキル、教えます。」を読んで、食の安全を考える

Written by Cinzy

しばらく外食できないかも・・・のCinzyです。

先月起こった中国の期限切れ鶏肉問題を受けて、普段自分がどのようなものを食べているのか気になり、「「外食の裏側」を見抜くプロの全スキル、教えます。」を読みました。

「外食の裏側」を見抜くプロの全スキル、教えます。(河岸 宏和)

本を紹介するのは、「おいしいハンバーガーのこわい話」以来です。

ある程度は想像していましたが、この本を読んでみると、それ以上だということがわかりました。

例えば「成型肉」。
フォルクスの事件などで有名になった「成型肉」ですが、激安ステーキ店ばかりではなく、ファミレスや持ち帰り弁当店のトンカツ、安い焼き肉店の焼肉(カルビなど)、激安食べ放題のチェーン、立ち食いそばの安いカツ丼や激安カレー店のカツカレーなどにも使われているそうです。

「成型肉」のステーキは食べないようにしていたけど、カツ丼やカツカレーにも使われているなら、食べちゃってますね。きっと・・・

気づかずに食べてしまっているのは、「成型肉」だけではないようです。
日本の食料自給率は4割以下ですが、残りの6割の輸入品の多くは、外食や中食(調理済みの食品)で消費されているそうです。

「輸入野菜=悪い」というわけではないのですが、スーパーで野菜を買うときに産地を気にしていても、外食で知らないうちに輸入野菜を食べてしまっているようです。

この本を読んでいて、さらに気になったのは「ニセモノ食品」です。
「代替食品」とも呼ばれるそうですが、コストを下げるために、本物にさまざまな「混ぜもの」を入れて本物のように扱われているそうです。

例えばドリアなどでは、チーズではなく「チーズフード」というニセモノチーズがよく使われているそうです。
「チーズフード」はプロセスチーズ、ナチュラルチーズを溶かして、小麦粉に加えて「乳化剤」「香料」などを混ぜて固めたもので、味は水っぽくて薄く、チーズ本来のうまみも風味もないそうですが、確かに外食でチーズの美味しさを感じるものって、ほとんどないような気がします。

では、なぜ日本の外食で、ニセモノ食品や、代替食品がよく使われるようになったのか。

それは、外食店にはJAS法等の法律が適用されないからで、食品をスーパーなどで販売するときに表示しなければいけ原材料(使用した添加物も含む)、賞味期限、消費期限など、外食店では表示しなくてもよいのです。

そりゃ表示しなくてもよいなら、何を使ってもよいと思うお店も出てくるでしょう。

これ以外にも、外食の裏側についていろいろ書かれています。
読んでいると、外食するのはやめようかなと思ってしまうほどです。

でも、そんな中で、全国展開・チェーン店からおすすめのお店も紹介されていました。

  • カレーハウス CoCo壱番屋(カレー)
  • ロイヤルホスト(ファミレス)
  • 吉野家(牛丼)
  • 大戸屋(定食)
  • サルヴァトーレ・クオモ(イタリア料理)
  • 餃子の王将、バーミヤン(餃子・中華)
  • がってん寿司、スシロー(回転寿司)
  • 丸亀製麺(うどん)
  • 和幸(トンカツ)
  • ケンタッキーフライドチキン、サブウェイ、ミスタードーナツ(ファストフード)
  • スターバックス(コーヒー)
  • 神戸屋、ドンク(ベーカリー)

それぞれの理由が書かれているのですが、例えば「ファストフード」の場合、店内調理かどうかがカギ。
というわけで、きちんと生の鶏肉を仕入れて店舗で揚げたてを提供する「ケンタッキー・フライド・チキン」、店できちんとつくっていて、つくりたてを食べることができる「サブウェイ」、店ごとに粉からドーナツをつくっている「ミスタードーナツ」がおすすめになっていました。

その他、個人店のおいしいお店を選ぶコツなど、載っているので、お店選びの時の参考になるのではないかと思います。

そんなわけで、外食が多い人はもちろん、少ない人でも楽しめる外食のバイブル「『外食の裏側』を見抜くプロの全スキル、教えます。」でした。